将来のキャリア像を深く考えず就職活動をやりました。
大学の頃はぼんやりとマスコミ関係の仕事を志望していたのですが、”ぼんやり志望者”を採用するほどあの業界にはパイがなかったみたいで、どのテレビ局、出版社にも採用されませんでした。結局就職出来た所は全く関係のない観光業界の会社でした(正社員でやとわれただけでも感謝しなくてはならないところですが)。それで最初についた仕事が、不動産企画の仕事です。有休土地がその会社には沢山あって、コンビニとかレストランまたはスーパー等にリースして賃料収入をもらう企画に携わらせて頂きました。大学時代は教育学部に所属して、宗教学なんかの本ばかり読んでおりましたので、そういった財務の仕事は戸惑うことばかりでした。今から思えばもっと積極的に財務の勉強をすれば良かったのでしょうが、その頃は毎日上司に怒られて家に帰ってまで仕事のことを思い出したくなかったので、テレビを見てばかりいました。
最初の会社はあまりにも要領の悪い私に匙を投げてしまった上司に見捨てられてしまい、その部署にいるのがつらくなって転職しました。転職を考えた時も将来のキャリア像など深く考えずに昔から得意としている英語が使えて、似たような財務の仕事が出来る仕事であれば何でもいいと考えていました。そんな安易な考えでなんとかなったんですから、時代も今よりは遥かにましだったのかもしれませんね。結局希望する条件の仕事が見つかってなんとか仕事を続けています。大学の頃は何が自分に向いているかは分からないものですから、与えられた仕事をとりあえず真面目にやっていくのが最善の道かもしれませんね。人によって違うでしょうが。